■大筋
大介は銀行再編の動きに「小が大を喰う」画策を行う。
鉄平は阪神特殊鋼を大きくするために融資を阪神銀行に頼むが拒否され、旧友の大同銀行より融資を受ける。
その矢先、阪神特殊鋼で事故が発生、そして倒産へと。
大介は、それを機に、大同銀行を吸収へと企て、大同銀行専務と結託し、大同銀行頭取排除へと動く。
鉄平は大介と専務との結託を知り、丹波篠山で猟銃自殺をする。
■モデル
阪神銀行・・・神戸銀行(実存の阪神銀行(みなと銀行)とは無関係)
大同銀行・・・太陽銀行
太陽銀行と神戸銀行は合併し太陽神戸銀行となる。(両行とも最期の頭取は大蔵省出身)
その後、太陽神戸銀行と三井銀行は合併し、さくら銀行となる。
さらに、さくら銀行と住友銀行が合併し、三井住友銀行となり現在に至る。
阪神特殊鋼・・・山陽特殊製鋼と思われる
S40年に多大な設備投資で倒産。その後、再建し、現在は東証一部上場。
帝国製鉄・・・新日鉄
万俵家・・・岡崎家